2012年4月3日火曜日

Picasaが掘り起こした過去の絵本データ


先週から職場のパソコンがトラブってメンテナンスに追われていました。
社内のネットワークを通じてか、それぞれの端末にウィルスがはびこってしまい、その駆除に時間を取られてしまいました。
どうも最近職場のMacのスピードがやたら遅かったのも、その影響だったのかもしれません。
こうなると、とにかく大掃除。
ウィルスは駆除して、要らないファイルは出来るだけ削除して、とにかくホコリを払うみたいに掃除、掃除、掃除って感じでした(^^;)。。。

ついでに、職場と自宅をつなぐために利用していたDropboxも綺麗にしようと整理していると、思わぬものを見つけてしまいました。

不要な画像データを整理しようと思い、Picasaを立ち上げて整理していたら、昔描いた絵本の画像データが出てきました。
2000年に作成されたそのデータは、息子を出産後に、記録として残しておこうと描いたものでした。


12年前からこれまでに、何度もパソコンや保存していたハードディスクが壊れる等のトラブルがあり、もう元データはすっかりどこかに消えてしまっていて、その存在すら忘れていました。


残っていたのはかつて作成していた個人用のサイトデータで、そこに公開されていたものでした。
WEB用のデータですので解像度はとても低い状態ですが、幸いこうしてブログにアップするには問題ありません。


こうやって埋もれていた過去の絵を見てみると、なんとも懐かしいやら、驚くやら。
まるでタイムカプセルのふたを開けたような感じです。



ここに描かれているのはかつての自分と離婚した夫、そして生まれたばかりの息子に、大変お世話になった助産婦さんです。


こうして見ていると、当時のことを鮮明に思い出します。
大きなお腹に毎日話しかけるのはとても嬉しかったこと、周囲に反対されながらも自宅出産を選択したこと、夫が私の考えを尊重してくれ自宅出産を応援してくれたこと、切迫早産で緊急入院したこと、検診のたびに助産婦さんにたくさんのことを教えてもらったこと等。。。

今となっては遠く懐かしい思い出です。
この絵本は、離婚のために私が家を出るときに、製本して息子に渡しました。
息子は今でもその本を大事に持ってくれています。


画像データと一緒に、絵本の後書きの文章も残っていました。
せっかくなので、これもまた記録のためにこちらに記載しておきます。


<絵本「まんまるあかちゃんがうまれてくるまで」後書き>

家で死ぬことも、家で産まれることも近頃は難しくなりました。
でも私は、産まれてくる子供に、「あなたはこの家で産まれたのよ。」と言いたいと思いました。




そして産まれてくる瞬間を、夫と共に迎えたいと思いました。
それが子どもにしてあげられる親としての最初のプレゼントだと思ったからです。


幸い自宅分娩を介助してくれる3人の助産婦さんたちとの出会いがあり、私の願いは実現しました。
 


この3人との出会いによって、私は自分が母親になっていく準備を迷わず進めていくことができたように思います。


お産が自然な営みであること。
体の声を聞き、それに従い生活を整えること。
お腹の子どもを信頼すること。
自分の体を信頼すること。





そして何より、命は素晴らしく、それを迎えることの重さ、有り難さを学んだように思います。
 




私が実際に悠理を産み落としたのはお風呂の中ではなく、布団の上でした。





お風呂に入るまでは、どんどん強くなる陣痛に、気持ちの方が負けてしまいそうになっていました。




けれどお湯につかった瞬間から肩の力が抜け、陣痛のリズムを意識的に、まるでサーフィンでもするように乗り切っていけるようになりました。
 




忙しい日々の中では決してそのようなことは感じたことはありませんでしたが、私はこの出産を通じて、人間も動物たちと同じように自然や宇宙の大きな流れの中に生きているということを実感しました。




このときほど、あらゆるものに感謝したいと思ったことはありませんでした。




謝謝。

0 件のコメント:

コメントを投稿