2012年2月21日火曜日

魔女っ子トニーの、世にも不思議な料理教室

この週末、宝塚で自家焙煎コーヒーを販売している「竹炭珈琲ソラマメ」さんのご自宅での料理教室に参加してきました。
この料理教室の講師を務めるのは、友人の料理人トニー
そして使用するお野菜は、有機野菜の移動販売をしているYamsaiさんからのもの。
参加者のほとんどは、小さなお子さん連れのお母さんたちでした。

子どもたちが遊ぶ傍らで始まった料理教室は、なんと、このワサビ菜の味を感じる瞑想からスタート。
そして参加者全員がぐるっと輪になって、お互いの身体をマッサージ。
自分の身体を感じ、参加者のお互いの身体を感じることから始まる料理教室。
食禅(じきぜん)」を学んだトニーらしいやり方でした。

坐禅が座る禅なら、食禅は食べる禅です。一般の方は毎日坐禅はしませんが、殆どの方が三度の食事をとります。特別なことで学ぶのではなく、日常茶飯事の中で禅を学ぶ方法。


「食べる」ことは「生きること」。
常にこのことを提唱しながら料理と向き合うトニーの料理教室は、本当にユニークなものでした。



青菜の塩麹和え

そのユニークさの一つは、メニューが決まっていないこと。
その日届いた野菜の顔を眺めてから考えます。

根菜と青菜のグレープフルーツドレッシングサラダ

ユニークさの二つ目は、レシピが無いこと。
メニューが決まっていないので、当然参加者にはレシピは配られません。
半ば漫才トークのような楽しい会話の中から、なんとなく野菜が刻まれ、何となく調味料が調合され、気がつけばいいにおいのお料理が出来上がっていきます。

大豆ボールのオーブン焼き

ユニークさ3つ目は、出来るだけ食器を洗わないこと。そして食材は皮から根っこまでを無駄無く使うこと。
トニーの言う、「人間の身体を最初の排水口にして下さい。」という言葉の意味は、禅の教えに通じるものがあります。
調理で使った鍋やフライパンに残ったゆで汁や調味料も、全て他の調理や料理に利用します。
できるだけ洗い物を少なくし、そして鍋に残った野菜の旨味を余すことなくいただくという意味です。

その作法は、ちょうど禅僧が食事の最後にお茶とたくあんで器をすすぐのに似ています。

大豆ペーストのクリーミー薬膳カレー
 野菜のゆで汁も、根っこも皮も一気にミキサーにかけて、薬膳カレーが出来上がりました。
そう聞くと、「それって、本当に美味しいの?」と、疑問に思うかもしれませんが、これが不思議なコクとまろやかなお味で、何とも言えず美味しいカレーでした。
カレーの野菜を炒めたフライパンでスープを作れば、使われた野菜の旨味が全部とけ込んで、当然美味しいスープベースが出来るというわけです。
とても理にかなっています。


「料理は一期一会。
そのときの野菜は、この宇宙の中で今しかこの私と出会わない。
その出会いを体の中で感じ、全て自分の身体に取り込んで融合していく。
だから、食べることは生きること。」


その一期一会の出会いはセックスとも似ているというトニー。
私も食べることは究極の官能だと思うので、まさにその言葉もピッタリだと思いました。


五感も六感もフル稼働で働かせて作るトニーの料理教室は、本当に世にも不思議な料理教室だと思います。
ここに参加する人たちは、単にお料理を学びたいだけでなく、トニーから様々な哲学を学んでいるんだなぁと感じました。

美味しいお料理と、ソラマメさんの香り高い自家焙煎コーヒー、そしてなぜかひょんなことから私のカードリーディングも行うことになり、心身魂目一杯楽しんだ一日となりました。

この日のレシピは、後日トニーのブログ「魔女っ子トニーのままごとレシピ」で公開されるそうです。
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魔女っ子toniのままごとレシピ

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