2011年1月25日火曜日

社会の支援と理解を考えるシンポジウム@WANA関西


1/23(土)天満橋ドーンセンターにて、NPO法人WANA関西のシンポジウムがおこなわれました。
社会的自立や安定した環境での育児が難しい母子家庭の背景や支援を考える「貧困・DV・虐待・追いつめられる母と子」と題したシンポジウム。


パネリストには、衆議院議員の辻元清美さん、大阪市の母子生活支援施設「東さくら園」の廣瀬みどり施設長、母子就労支援員の中澤良子さん、男女共同参画推進支援員の渡辺裕子さん。そして、コーディーネーターは、WANA関西代表の藤木美奈子さん。


WANA関西との出会いはもう15年前。
私が務めていたデザイン事務所を退職して独立する前に、お世話になっているクライアントの方から「独立するなら、大阪にこんなおもろい女ボスがおるから一回会いにいってみ。」と勧められたのがきっかけでした。まだ自分個人の名刺も持っていなかった私に、「はよ屋号と肩書き入れた自分の名刺作り。それが独立開業の第一歩やで。」と教えてくれたのは、今も代表を務める藤木さんでした。





あれから15年間、今でも会員で居続けています。その理由は、私にできない社会活動をやり続けてくれている、藤木さんに対する応援からです。
とはいえ、最初からそんな理由で入会したわけではありません。
最初のうちは独立して右も左も商売とはなんぞやということも、全く分からない私にとって、いろんな先輩たちと話ができる貴重な場所でした。
一時期は事務局スタッフとしてお手伝いした時期もあり、任意グループの運営の難しさを体験したこともありました。
そして経済状況が苦しくなり、わずかな会費を払うのもしんどい時期もありましたが、どうにか工面しながら会費を払ってきました。そうやって会費を払いながら続けてきたこのグループの意義を、身をもって体験したのは自分がサバイバーとなり、明日から一体どうすればいいのか、まさに路頭に迷った時でした。


その時の体験をここで詳しく説明するのは控えますが、このとき程人に支えられることの有り難さを痛感し、そして支える人たちの重要性を感じたことはありませんでした。
あれから、私がWANA関西に参加する意味合いが随分変わったような気がします。


今回のシンポジウムに参加して、久しぶりに過去の自分を振り返りました。
DV被害の現状や、離婚による母子家庭の貧困、経済格差から来る子どもの貧困状態、虐待の現状等、今の日本の社会が孕んでいる難しい現状報告を聞くのは、とても辛いものがありました。しかし、イギリスやデンマーク等、諸外国の進んだ社会制度の話には、新しい希望の光も感じました。
そんなパネリストの方達の話を聞きながら、そして自分の過去も振り返りながら、当たり前に、楽しく幸せに、充実して暮らせる社会ってどんなんやろう、、、と、ぼんやり考えていました。


そのときに漠然と感じたのは、今起こっている悲惨な状況に対して、加害者も被害者も無いなぁというふうに感じました。加害者はある意味被害者であり、被害者であるからまた、加害者となってしまう。この連鎖から抜け出るには、一歩高いところに上がって、物事を俯瞰しながら誰かがどこかで引受けていかなあかんことがあるのではないか、と思いました。
ただその責任を皆でたらい回しにしているだけで、誰かを悪者にして人のせいにしている限りは、社会は好転しないよなぁと思います。
親が悪い、先生が悪い、上司が悪い、政治家が悪い、国が悪い、、、、
たらい回しにする先は、どんどん広がるばかり。そして事態は収集しないまんま。


そんなことをぼんやり考えているときに、衆議院議員の辻元清美さんがこう言いました。
「政治が悪いと言うけれど、その政治に無関心なのは国民も同罪。行政のチェックを行うのは住民。せめて地元の市議会を傍聴するぐらいの参加をして欲しい。」
「年収300万円じゃぁ、結婚もできないし、子どもも持てないと言うけれど、自分一人で家族を養おうと思わずに、同じ年収の女性と結婚して共働きすれば、合わせて年収600万になる。そしたら家のローンも組めるし、子どもに教育だって受けさせられる。なんでそう考えへんの?


いや、ほんまにそうやね。
できることからやろうよ。ほんとにそう思います。





岩波新書『世代間連帯』(上野千鶴子・辻元清美共著)













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