2010年12月27日月曜日

玉城、山の茶屋にて

今年も沖縄にやってきました。
こうして冬に通ってくるのは5年になります。
ということは、息子と元亭主が沖縄に移住してもう5年になるのね。
早いもんです。
小学二年生で転校した息子も、
もう六年生。春には中学生です。
息子が住んでいる玉城は、私が沖縄の中でも暮らしてみたいと思った場所です。偶然その場所に息子が移住したというのも、不思議な縁を感じます。


おかげで、私は毎年年末になると、息子に会いに、この玉城に通ってくるようになりました。



この玉城にあるさちばる(崎原)の海は、沖縄本島でも数少なくなった、自然のままの海岸で、今でも観光化されることなく、のんびりした風景と、漁村が残されています。
ここから少し行った所にある、名水百選にも選ばれた、かきのはなひーじゃ(垣花樋川)や、ひゃくな(百名)ビーチは、私の大好きな場所です。
振り返ると、毎年ここへやってくるときは、年末の忙しい時期を経て、一年の疲れをどっぷり背負ったまま来ていたように思います。
そしてこの海辺の風景の中で過ごすことで、娑婆の垢を落として、また新しくなにかが再生されて、新年に臨んでいたように思います。
しかし、この沖縄滞在は、良いことばかりではありません。
元亭主の家にその間滞在しているので、精神的な難しさはつきまといます。すっかり島の子として馴染んで暮らしている息子とは反対に、地元のコミュニティに溶け込むこともなく、社会的引きこもり状態の元亭主は、今でもその生きづらさを抱えたままです。
この5年間、毎年そんな彼の変化を見てきましたが、一進一退で、なかなかまだ社会の中へ出ていくのは難しそうです。
ただ昔と違って、お互いに無理に理解しようとしない分、楽になったと思います。私にはどう逆立ちしても、彼の病んだ世界を共有、共感できない。それがわかっているので、必要以上には立ち入りません。そういう冷静さを持てるのは、離婚して自分の人生を生きられるようになったからだと思います。
なので、毎年ここに来ると、私が離婚を選んだことは間違いではなかったと、再確認します。そしてその度に、昔息子に言われた言葉を思い出します。
「父さんと母さんは、離婚したけど、もうケンカしてないよね。」
ほんとに、その通りだなぁと思います。病んだ元亭主は、自分のペースで生きてくれればそれでよし。息子は島で健やかに成長してくれれば、それでよし。私は私で、娑婆で人にまみれて好きに生きればよし。
かつてこの三人で、修羅場のような生活を送ったのも、いまから思うと不思議な巡り合わせ。だけど、こんな家族もあってよし、今はそう思います。

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